かるがも矯正歯科ブログ

歯ならび Q&A

矯正装置がこわれる

2013年05月17日

矯正装置が入っている方ならご存知かもしれませんが、装置が壊れることは、よくあります。

なぜならば、矯正治療とは、理想的なかみ合わせにするために、

健康な歯を移動するため、絶対、歯から外れないような、材料を使わないからです。

健康な歯を移動するため、緩さも必要です。

強すぎると歯の神経が死んでしまいます。

矯正装置が壊れたら、ご連絡下さい。こちらのほうで指示します。

そして、受診は急がなくても歯の移動自体は大丈夫です。1ヶ月ほどであれば放置していても大丈夫です。

1ヶ月に1回の処置を行います。

この1ヶ月のうちで、実際、歯が移動するのは2週間だといわれています。

残りの2週間は、歯の周りの組織を休息させる時間です。

よくあるケースを言います。

1.ブラケットが散れる。

2.バンドからワイヤ-が抜ける(特に最初のうち)。もしくは、頬にあたる。

3.ブラケットを結んである、小さいワイヤーが頬にあたる。

そして、私たちも、患者さんが、快適に、治療できるように、最新の材料を利用したり、試したりしています。

矯正治療は、病気を治すわけではないので、本人と家族の協力をお願いします。

 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、歯並び、顎変形症)院長 新部洋史

 

矯正したんですけど・・・2

2013年04月30日

平成25年6月30日に東京で、「適切な歯科矯正治療の普及を目指して」と題して、学会が行われるそうです。

不適切な矯正治療(非抜歯矯正、非抜歯拡大矯正、歯列の拡大、乳歯列/混合歯列における不要な早期治療など)がテーマだそうです。

興味のある方は、http://www.jio.or.jp/index.htmに問い合わせてみてください。

 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、歯並び、顎変形症)院長 新部洋史

乳歯の先天欠如歯

2013年04月08日

本日、午前中に、2歳前後の患者さんが来院されました。

お母さんの話では、市の2歳児歯科健診で、「下の歯乳歯が1本足りません」と、担当医に言われたそうです。

口の中を診ると、乳歯の下あご前歯BAABAの4本あるところが、BAAの3本です。

よって、「下顎 乳歯Bの先天欠如歯」という診断になります。

 

ここで、問題なのは、3本の乳歯前歯の下に永久歯の卵である歯胚が4つあるかどうか???です。

なぜなら、基本的には、乳歯の下には永久歯がいるのです。

そして、乳歯前歯の下には永久歯の歯胚が4つあるのが通常だからです。

 

乳歯前歯が永久歯前歯に生え変わる5~6歳ころにレントゲンを撮ってもらいましょう。

その下に永久歯があるかどうか?が分かります。

 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科  顎変形症) 院長 新部洋史

矯正をやったほうがいいですか??

2013年03月27日

 

「矯正治療ってしたほうがいいですか??」という質問をよく受けます。

歯科医師や歯科医療従事者なら「やったほうがいいです。」と答えるでしょう。

僕もそう思います。

でも、一部の人を除いては、虫歯や歯周病のように病気ではありません。

歯並びが悪くても咬み合わせが悪くても生命に危険が及ぶことはありません。

日常生活も送れます。

矯正歯科専門の先生が、矯正治療を行った咬み合わせ と同じような咬み合わせの人が、一般の(矯正治療していない人)にどのくらいの割合で存在するか?

ということを調べた論文があります。

1%だそうです。100人に1人。(逆に言うと矯正治療を行った人は、100人に1人の咬み合わせを手に入れたことになります。)

病気ではないけれど、今も健康な生活が送れるけれど、

もっとより健康的な、よりよい生活を送るための医療が、矯正治療になります。

今より、おいしく食べて、より笑顔で人前で歯を思いっきり出せて笑える。ための医療です。

本人と家族がどのくらい気にするかによって、

矯正治療したほうがいいかどうか?は決まります。

そして、健康な歯を並べるので、本人ががんばってきれいになりたいという気持ちが一番大切です。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科 顎変形症)院長 新部洋史

写真は、カレーやさんのナンです。

 

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顎関節症と矯正治療

2012年05月22日

他の地域で、顎関節症を治すために矯正治療を受けた患者さんが来院されました。
顎関節症を治すために積極的に矯正治療を行うという学会グループがあります。
が、当医院では、行いません。理由は以下にあげるとおりです。

1.顎関節症と咬み合わせの因果関係は、根拠に非常に薄い。との見解が、顎関節学会や顎関節の専門医の立場から出ている。

2.矯正治療を行ったからといって、顎関節症が治るとは限らない。

いまだに、咬み合わせが、顎関節症の主たる原因であると考える歯科医師が多くいるのも事実です。これが、患者さんの混乱を招く原因の一つかもしれません。

もし、顎関節症を治すために矯正治療を行うのであれば、顎関節の専門医からは、問題がある治療だと指摘されてもおかしくないはずです。また、顎関節症を治すために、矯正治療以外の全体的なかぶせ物を行う治療なども問題があります。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び、矯正歯科、顎変形症) 院長 新部洋史

ポスカF

2012年02月29日

 

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昨年の秋ごろメーカーの方が、ぜひ患者さんにと試供品を当医院の衛生士に持ってきました。
キシリトールとフッ素が入っている新製品ガムだそうです。
750円+消費税で、少し割高だし、、、、、と思っていたら
おいしいみたいで、当医院で、かなり売れてるそうです。

歯科医院でしか買えません。
衛生士の話では、キシリトールは、約30%ほどなので、歯ブラシの後は、やめたほうがいいそうです。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び、矯正歯科、顎変形症) 院長 新部洋史

 

咬む事と歯並びの関係  エビデンス(科学的根拠)

2011年11月09日

先日、食育支援について新潟大学小児歯科の松山先生の話を聞く機会がありました。

以下は、その時のうそ(よく分かっていない)orほんと(科学的根拠のあること)です。
 

・よく咬む事と学習能力との関係。よく咬むと頭がよくなる。(うそ)

・よく咬む事ととメタボリックシンドロームの関係。よく咬むと予防になる。(ほんと)

・よく咬む事(硬いものを咬む事)と顎が大きくなる(歯並びが悪くなる)。歯並びがよくなる。(うそ)

・子供たちの顎(あご)が小さくなってきている。(うそ)

特に最後の、顎(あご)についてですが、1995年の小児歯科学会の論文では、日本人の3歳と13歳の顎について、身長の増加、栄養量の増加とともに昔に比べ大きくなっているそうです。

矯正歯科医はこの事実をよく知っていますが、歯科医の中にもこの事を知らない人がたくさんいます。


子供たちに硬いものを咬ませると、よく咬ませると顎が大きくなり歯並びがよくなる。のは、うそです。歯科医の中でもそのことを知らない人がたくさんいます。
咬む事と顎の発育なんて遺伝的要因がかなり強いのではないかな?

ちなみに新潟県歯科保健推進条例のパンフレットには、生活習慣予防のために「ひとがすき」ということが、記載されています。
咬む事は、:肥満を防ぐ :糖尿病を防ぐ :癌を防ぐ :ストレスを発散 き:記憶力をアップ
これは、すべて根拠がありほんとです。よく咬む事は、やっぱりいいこともたくさんあります。

そして、僕自身も、なんとなく硬いものを咬んだほうが子供たちの健康にいい気がする。でも根拠がない。その程度のことです。なんとなく柔らかいものを咬むより硬いものをよく咬んだほうが、そっちのほういいかなと思うくらいです。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史

中高生の矯正治療

2011年09月15日

永久歯列期での矯正治療は、基本的には上下の歯列すべてにブラケットという装置がつきます。それがベストだからです。そして、それを二期治療と呼びます。

しかしながら、患者さんの中には、

部分の治療は出来ますか?
裏側から出来ますか?
マウスピースで出来ますか?

と希望される方がいます。
症例によって出来る場合と、出来ない場合があります。

デメリットが大きい場合は、

「出来ません。」

ある程度デメリットはあるが、大丈夫な時は、

「出来ますが。。。しかし。。」

デメリットを説明させてもらっています。
 

また、部分治療医や、、、これらの治療は、将来のある中学生高校生さんたちには、あまりお薦めしていません。
ベストな二期治療を受けて欲しいからです。
よくある話ですが、子供のころ矯正したのに、大人になって矯正したほうがいいよって言われたという患者さんが相談にくることがあります。
それは、子供の頃の矯正治療が、これらの治療だった可能性が高いのです。
そんな風に将来言われないように。。。。相談では、まずは、ベストな治療法をお話させてもらっています。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、顎変形症、歯並び)
院長 新部 洋史

 

 

Q.学校歯科検診で、「歯並び、咬みあわせ」を指摘されました。

2010年06月01日

A.
1995年から学校歯科健診において歯列・咬合の健診項目が追加されました。
学校歯科健診における歯列・咬合の診査基準が設定されるされるにあたっては、すべての不正咬合を指摘するのではなく、将来の咀嚼機能などに影響を及ぼすような不正咬合についてスクリーニングするようになりました。歯並びや咬み合わせの異常は、受け口(反対咬合)、出っ歯(上顎前突)、開咬、乱ぐい歯(叢生)、すきっ歯(空隙歯列)などを目安に判定されます。

一方、残念ながら日本における矯正歯科治療は、ごく一部の特殊な疾患による不正咬合を除いて、ほとんどの矯正歯科治療が保険の対象にならず自費治療となっています。

日本では制度上は保険で治療出来ない異常を学校歯科健診の項目にあるからといって全ての不正咬合を指摘することは保護者に対して混乱を起こすことになりかねません。
その結果、学校歯科健診の現場では比較的重度な不正咬合が抽出され、指摘を受けることになります。
健診の目的は「心身の健康に影響を及ぼす可能性のある不正咬合をスクリーニングすること」です。
不正咬合の欄に○がついていたからといって、必ずしも矯正歯科治療しなければならないわけではありません。

不正咬合の矯正歯科治療をされるか否かを決めるのはご本人とその保護者であるご両親です。
決定される上ではいろいろな情報を得る必要がありますので、学校歯科健診で歯列・咬合に関して指摘を受けたこの機会に矯正歯科医院を受診されご相談され、現状と今後の歯列咬合の変化に関する予測や問題点などの説明を受けるのがよいでしょう。また、矯正歯科医院とまではいかなくても、通い慣れているかかりつけの歯科医の先生がいる場合は、その先生に相談するのよいと思います。

その上で、矯正歯科治療による改善をご検討されてはいかがでしょうか?

 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科  院長 新部洋史

Q.早い時期に矯正治療をしたほうがいいケースとは?

2009年08月20日

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