かるがも矯正歯科ブログ

2013年6月

インビザライン

2013年06月14日

約10年前、東京の先生から質問を受けました。

「インビザラインってどうですか?。」

当時、インビザライン社の営業の人に勧められて、患者さんへ治療を開始したばかりの時でした。

私も若かったので、色々な治療を試したかった。

最近、若い先生から同じ質問を受けました。

「インビザラインってどうですか?」
 

私、「ブラケット使わないので、患者さん受けはいいと思うけど。別に、最新の治療でもなく、昔からのtooth positionerを応用したものだよ。。」

 

 

私が、おばさんになっても 

私が、おじさんになっても 以下のことを伝えたい。患者さんにも。

 

インビザラインとは、マウスピースを使った矯正器具です。(個人的には、矯正治療とは言いたくない。)

毎日20時間~22時間装着してもらいます。

ただし、デメリットがあります。

①治療精度が低い。
~~~~微妙な歯のねじれなどを治しづらいということです。

②矯正診断で、抜歯をして、口唇を下げなければいけない症例はできない。
~~~~できるのですが、出っ歯残りになる。ので、私は、やらないほうがいいと患者さんに言います。
(患者さんが、治療したほうが医院の利益になるので、何でもかんでも万能ですという感じで勧める矯正医はいますが、、、ひどい話です。)

③マウスピース使えないと、歯が動かない。

④後戻りが多い
~~~~歯根は動かないので、特に下の前歯のでこぼこについては、後戻りが多いです。

 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 (矯正歯科 歯並び 顎変形症) 院長 新部洋史

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