かるがも矯正歯科ブログ

2011年11月

舌側(リンガル)矯正への興味

2011年11月17日

舌側矯正とは、歯の裏側からの矯正です。
http://www.jloa.org/p/patient/example/(学会)

基本的に日本の大学歯学部矯正歯科では、矯正医への教育は行われていません。
どちらかといえば、舌側矯正は、一部の開業医が実践している、治療結果がよくない、直りの悪い矯正治療というイメージがありました。現在でも歯科医の中では、そういうイメージがあるのではないでしょうか?

そのイメージが全く変わったのが、東大阪市で開業されている布川先生http://www.fukawa-ortho.or.jp/の症例や話を聞いてからです。
近年のインプラントアンカー(骨ねじ)の出現によって、舌側矯正(歯の裏側からの矯正治療)は、通常の歯の表側の矯正と同じ治療結果が得られるようになったことを確信しました。

ただし条件があります。(私が自分自身で決めたことです。)
1.必ずインプラントアンカーが必要です。(上越総合病院口腔外科と連携します。)
2.開咬(前歯が、かみ合っていない状態)、顎変形症は、やりません。

舌側矯正だからといって、表側よりも治りが悪いとは言わせません。
舌側矯正だから歯の動きが悪いといって、通常の矯正診断を舌側用に変える(ゴールを低く設定する)先生がいますが、そんなことはしません。あくまでも、咬み合わせと口腔周囲軟組織の調和をゴールにした診断です。(そもそも診断を変えるなんておかしいです。)

もし興味がありましたら、御相談下さい。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、顎変形症、口唇口蓋裂)院長 新部洋史

TPP

2011年11月16日

話題のTPP?
よく分かりませんが、国民皆保険も、、だそうです。
経済、財政の問題が、国民国家の根本である医療や教育さえも飲み込みつつある時代だと思うと、恐ろしく思います。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史

咬む事と歯並びの関係  エビデンス(科学的根拠)

2011年11月09日

先日、食育支援について新潟大学小児歯科の松山先生の話を聞く機会がありました。

以下は、その時のうそ(よく分かっていない)orほんと(科学的根拠のあること)です。
 

・よく咬む事と学習能力との関係。よく咬むと頭がよくなる。(うそ)

・よく咬む事ととメタボリックシンドロームの関係。よく咬むと予防になる。(ほんと)

・よく咬む事(硬いものを咬む事)と顎が大きくなる(歯並びが悪くなる)。歯並びがよくなる。(うそ)

・子供たちの顎(あご)が小さくなってきている。(うそ)

特に最後の、顎(あご)についてですが、1995年の小児歯科学会の論文では、日本人の3歳と13歳の顎について、身長の増加、栄養量の増加とともに昔に比べ大きくなっているそうです。

矯正歯科医はこの事実をよく知っていますが、歯科医の中にもこの事を知らない人がたくさんいます。


子供たちに硬いものを咬ませると、よく咬ませると顎が大きくなり歯並びがよくなる。のは、うそです。歯科医の中でもそのことを知らない人がたくさんいます。
咬む事と顎の発育なんて遺伝的要因がかなり強いのではないかな?

ちなみに新潟県歯科保健推進条例のパンフレットには、生活習慣予防のために「ひとがすき」ということが、記載されています。
咬む事は、:肥満を防ぐ :糖尿病を防ぐ :癌を防ぐ :ストレスを発散 き:記憶力をアップ
これは、すべて根拠がありほんとです。よく咬む事は、やっぱりいいこともたくさんあります。

そして、僕自身も、なんとなく硬いものを咬んだほうが子供たちの健康にいい気がする。でも根拠がない。その程度のことです。なんとなく柔らかいものを咬むより硬いものをよく咬んだほうが、そっちのほういいかなと思うくらいです。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史

次男

2011年11月02日

PA130439.JPG

小学1年生の次男。

英会話教室でのこと。

先生「それじゃ。鉛筆と消しゴム出してください。」

次男「えっつ。ウンコと消しゴム出すの???」

先生「・・・・・・・・・」、周りもシーン。

最近クレヨンしんちゃんの漫画をを読んでるせいなのか???

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部 洋史 (矯正歯科、顎変形症、口唇口蓋裂、舌側矯正)

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