かるがも矯正歯科ブログ

2016年9月

二期治療(叢生) 早期接触、スタンダードな矯正治療手順

2016年09月22日

 DSC_0154.JPGDSC_0054.JPG

中学1年生です。他の歯科医院のい先生からご紹介いただきました。叢生です。叢生とは、歯のでこぼこをいいます。

上の写真は噛みこむ直前です。下の写真は、噛みこんだときです。

歯の叢生(でこぼこ)のせいで、最初に上の左1番が、下と当たって(上の写真)、わずかに右に下顎がずれるように噛んでいます(下の写真)。叢生(でこぼこ)があると、そのために、噛むときにどこかの歯が先に下の歯と接触してしまい、顎がずれるように噛みこむことが多くあります。これを早期接触と言います。本来は、上の写真の位置で顎は、噛みたいのだけれども、叢生のせいで、本来とは違う位置に顎が誘導されて噛みこんでいるということになります。

この早期接触は、矯正治療を受けようとする患者さんによくあることです。

叢生の度合いが強いため、成長が見込めないため、残念ながら4本抜歯を必要となりました。

以下に治療手順を示します。

sa45.jpg

レベリング」と言います。抜歯後、歯のでこぼこを取ります。約4〜5ヶ月位かかります。

547.jpg7さ8.jpg

次の段階が「犬歯の遠心移動です。」この犬歯の位置により、前歯の位置が決まります。約6ヶ月くらいかかります。この段階を、踏まずに、次の「前歯の遠心移動」を行う術式、やり方もありますが、、、私は、基本的には、この段階を踏みます。なぜなら、ここを省略すると、期間は短縮しますが、後々、犬歯の位置が、決まらないと、前歯の前突感が残ったり、真ん中の線が合わせ切れなかったりします。

547444.jpgmigip.jpg

前歯の遠心移動、空隙閉鎖です。」スペースがなくなります。

最後に「アイデアルアーチ」をいれて、微調整します。

 

migir12.jpg

噛みこんで、犬歯誘導が確立したら、装置除去です。

材料、技工の進化により、矯正治療が流れ作業的、システマチックになり、矯正が専門でない歯科医師でも矯正治療ができるようになりました。

この基本が分かっていないと、難易度低い典型的な症例には、対応できますが、難症例には、対応できません。

最近の若い矯正の先生でさえこの基本を知らない?先生が多くなったそうです。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科 歯列矯正)院長 新部 洋史

今日は忙しい土曜日〜もうひとつの土曜日

2016年09月17日

 IMG_1395.JPG

今日は土曜日。当医院は、一週間の中で土曜日が一番忙しい。矯正装置が入った患者さんが多いからです。

今日から18日、19日と連休に入ります。そのため、妻(受付嬢)と長男は、今日の午後から新潟の実家に向かいました。さらにスタッフの子が、熱、貧血のためお休み。医院は、大忙しです。私1人は、明日、日曜日朝に新潟に向かう予定でした。

小学校6年生の次男は、なぜか、一緒に行かないという。友達と土曜日の午後に遊ぶ約束をしているという理由で。。友達と遊ぶのがよっぽど楽しいのだろう。妻が説得してもガンと譲らなかったという。

今日の夜は次男と2人きりと思いながら、仕事が終わって帰ってみると、

・午前中に勉強をせず、昼飯も食べず、遊びに出かけって言ったらしい。

・自転車で転んで、友達の家の方に手当てをしてもらったらしい。

いつも頼りになる妻がいない。。。。とにかく、妻に電話した。

 

 

 

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科 歯列矯正)院長 新部 洋史

 

 

 

 

 

一期治療(反対咬合)〜小学校低学年頃の矯正治療〜

2016年09月02日

 DSC_032064.JPGひだ88り.jpg

小学2年生です。前歯の噛み合わせが、逆です。すなわち、下の歯が前に出ています。『受け口』『下顎前突』ともいいます。検査診断をし、成長期(小学4年生以降)を迎える前に前歯を治療します。

DSC_rt0031.JPG

278.jpg

治療中です。学校で、お友達に何かを言われないように、体育の授業中ボールがぶつかって装置が壊れるなどトラブルがあるので、当医院では、小学生の場合、学校の担任の先生宛に手紙を出しています。DSC_330055.JPG8888.jpg

1年後です。装置除去しました。今後は、後戻り防止に装置(リテーナー)で様子を見ていきます。

矯正専門でない先生のところで、このような症例で、小学高学年ころに矯正治療が行われていることあります。

なおらない、なおらないということで、矯正専門の医院に紹介されてきます。矯正医の中ではよくある話です。

成長期(おおよそ女の子は4年生の中頃、男の子は6年生頃)は、身長と同じで下顎骨も成長する時期です。こういう症例で、この成長期の時期に矯正治療を行うことはしません。少なくとも矯正を専門とする先生は、ある程度成長が落ち着いてから治療を行います。治しても、成長で後戻りしてしまうかもしれないからです。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科 歯列矯正)院長 新部洋史

矯正は専門医院での治療をお勧めします。http://www.jos.gr.jp/roster/

 

夏の思い出

2016年09月01日

 羅臼で、オショロコマをフライフィッシング

R0034754.JPG

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 矯正歯科 歯列矯正)院長 新部 洋史

 

 

TOPへ戻る