かるがも矯正歯科ブログ

2009年6月

ダイエット

2009年06月27日

趣味とまでは行きませんが、気晴らしやリラクゼーションをかねて、夜、フィットネスのプールに通っています。もう1年くらい経ちます。通ってるとはいっても、1週間に2回いければいいほうです。そのせいか、3-4kgはやせたのですが、腹回りは、全然引っ込んできません。フィットネスの人にきいてみたら、「腰を動かすといいですよ?フラフープをやるように。ただ、腰を痛めない程度に。」って言ってました。深夜番組でDVDを宣伝している「コアリズム」という体操も下半身にいいらしいです。くびれを作りたい方は是非試してみてくださいね。

学会

2009年06月22日

昨日日曜日は、甲北信越矯正歯科学会が新潟市でありました。その中の発表で、歯を抜かなくては治らない症例なのに無理やり非抜歯矯正/床矯正による不適切な矯正が行われている成人女性の症例を見ました。学会に来てる矯正歯科医なら誰が見ても治っていないとわかるくらいひどい矯正治療でした。本当に患者さんは、不憫で仕方がありません。そして、発表した先生は、最後に「こういったビジネスモデルがなくなればいいと思います。」とはっきりおっしゃっていました。

すなわち「抜かなくてもなおるよー」とか、「床タイプの装置だから、取り外しができて、簡便な装置ですよー」とか、「夜だけ使ってもらえば治ります。」「本格矯正より安いですよ」とかそういう患者さんに聞こえのいい宣伝をして、患者さんを集めることです。治らないのに。患者さんは、素人ですので治っていないのに、治っていますとでも先生に言われているのでしょうか?

たまに新聞の下の本の宣伝広告に「~したら、ガンが消えた」とか「~したら痩せた」とかそういうのが、出ていますが。それと一緒です。実際、矯正歯科に関しても、本屋さんに行くと、そういった類の本はたくさんあります。(もちろん、ちゃんとした専門家の先生が書いている本もありますが)事実、うちにも1年い1回くらい東京の出版社から、「先生本出しませんか? 出版すると矯正患者さん増えますよってー」営業の方から電話が来ることがあります。実際は、患者さん一人一人違います。いくら宣伝だからといって、あたかも、どんな症例でも「抜かないで治ります。」とか、「簡便な装置で治ります。」は、無責任な宣伝だと思います。

 以前、当医院に来た患者さんで、「ひどい矯正治療」(H21/6/11ブログ)で書いた、治ってない患者さんのことが頭に浮かびました。

 

1Q84読みましたか?

2009年06月19日

村上村上春樹の新刊、「1Q84」、みなさん読みましたか?

「1Q84」という題名は、ジョージオーウェルの「1984年」からきているそうです。

読んでみると。
1984年の東京での話です。

【人物】
「青豆」というスポーツインストラクターの女性
「天吾」という作家志望の予備校教師

【登場人物の年齢】
30才前後

【スタイル】
ふたつの物語が章ごとに交互に語られている。

天吾は、少女の書いた小説を書き直し、文学新人賞を授賞させることを企む。
青豆は、表向きは、インストラクターだが、性と暴力の顔を持っている。

やがて、ある出来事をきっかけとして、1984年の世界は1Q84の世界へと姿を変えていく。

 

インプラントアンカー

2009年06月18日

今週末、新潟で学会があります。インプラントアンカーについて、3大学がそれぞれの実践を話すそうです。簡単に言うとインプラントを併用して矯正治療をしますということです。ただ、普通の歯科用インプラントとは違って、矯正治療が終わったら撤去します。

大学病院にいた頃、出始めのSMAPというプレートタイプのモノを口腔外科の教授に打ってもらい、成人の偏位咬合に1症例だけ使ったことがありました。あまり治療期間は短縮しませんでしたが、アンカレッジコントロールは容易だったと記憶していますが、メリットがあったのかどうか?治療後の安定性「はどうなのか??当時、症例数がまだ少なく、その症例について、他の先生方の評価を受けないまま大学を退職してしまいました。

現在、その当時と違って、インプラントアンカーも進化して、よりシンプルなものが出ています。当医院でもISAという矯正医でも容易に打てるシステムを採用しているものを使わせてもらっています。いわゆる6本抜歯時の上顎臼歯の遠心移動や重度開咬症例に使わせてもらっています。。症例数は、わずかですが。

プロフェッショナル

2009年06月13日

6/9だったか聖路加国際病院の乳腺外科医の中村清吾先生が出演された、NHKのプロフェッショナル~仕事の流儀~という番組をたまたま見ました。この番組を見たという方もたくさんいらっしゃると思います。

「医師は謙虚であれ」
治療には、常に謙虚さを持って向かう。「自分の診断は本当に正しいのか」「これで間違っていないか」。患者の声に真摯(しんし)に耳を傾け、少しでも疑問が残るときは、同僚に意見を求める。そして、その姿勢を若手医師にも伝えようとしているそうです。「白衣を着ていると“先生”と思われるかもしれないけれど、それにおぼれてはいけない。もっと謙虚でないといけない。謙虚さを失うと、医師としての成長は止まってしまうと」番組の中で自分の考えを述べておられました。

~私自信、最近、謙虚さを失っていないだろうか??この診断におごりはないだろうか?~

「患者の人生に、よりそう」
乳がんの患者は、30代後半から急激に増えはじめ、50代にピークを迎える。この年代の女性は、母として、妻として、仕事人として、社会的役割が大きい。そのため、自分の身体だけにかまっていられず、病気による悩みも深くなる。今年3月末に乳がんの再発で入院してきた患者は、子供に病気の事実を伝えていなかった。がんの治療には家族の応援は必至だ。先生は、彼女の気持ちをくみ取り、人生によりそいながら、治療と人生のサポートをしようと努力されているそうです。

~患者さんは、人それぞれ違う仕事、違う生活環境、違う考え方を持っている。私自身、患者さんが患者さんらしく生きることを矯正歯科を通じて応援できているだろうか??~

 「プロフェッショナルとは?」
「自分の可能性と限界を知っている人。そして、他のプロフェッショナルをリスペクトできる人だと思います。」と最後に述べておられました。私自身、とても感銘を受けました。

塩、こしょう

2009年06月12日

今日は、スタッフの1人が午後から東京にセミナー受講に出かけました。そのせいか、患者さんが少なかったです。greeeenのCDを買いました。個人的に大好きなグループです。一番好きな曲は「キセキ」です。歯学部の学生4人グループらしいのですが、今年3月卒業で、国家試験4人受かったら、顔を公表する予定だったそうですが、グループの1人だけ落ちてしまったので、また来年にお預けだそうです。

 

東北の歯学部に通うヴォーカル4人組。メジャーメーカー争奪戦の末、2007年1月24日にユニバーサルミュージックよりシングル「道」でメジャーデビュー。メンバー全員が学生であることから顔を隠しての活動を行っている。07年5月リリースの3rdシングル『愛唄』は、オリコン初登場8位(最高位2位)を記録。また、テレビプロデューサーであるテリー伊藤がミュージックビデオを手掛け、全国のラジオ局でのパワープレイを多数獲得。また着うた配信やPC配信など、ネット上から人気の火がつき、デビューから半年足らずで一躍その存在を全国に知らしめた。同年6月には待望の1stフルアルバム『あっ、ども。はじめまして。』をリリース。

ひどい矯正治療

2009年06月11日

 矯正治療は、自費治療です。 施術している先生が、責任を持たなければなりません。万が一、治療後、安定せずに後戻りした場合であっても、再治療を含めて責任を持つのが当然です。私も、卒業後、そのような矯正患者さんに対する姿勢、倫理観の教育を受けてきました。

昨日、「上越市から新潟県中越地方に矯正治療に通っている女性が、矯正装置が壊れたので診てくださいということ」で予約が入りました。矯正治療は、自費治療です。基本的に健康保険治療ではないの他の医院で治療している矯正装置を処置することはありえません。ブラケット(歯につける金属の装置)が外れているのを取ってくれということで、スタッフができる処置だったので、しょうがなく診ることになりました。

診療室に入るやいなや、本当にびっくりしました。とても矯正治療をしているようには思えない口元でした。大学病院にいた頃に、東京で無理やり歯を抜かずに治療をして、口元が鳥のくちばしようになってしまった患者さんの再治療を今でも鮮明に覚えていますが、以上に上下顎前歯が前に出ていました。昨日患者さんとは、詳しくは話をしませんでしたが、口の中を診て、聞いてみると、2期治療(全顎矯正)みたいです。


・治療して2年半経つそうです。(それなのに前歯のでこぼこが残っている)
・なぜ、上越市からそんな遠くに通っているんだろうか?(抜かずに矯正できますのホームページをみて?)
・あまりにも歯列が拡大しすぎていて、歯が、歯ぐきからはみ出した状態になって、歯肉退縮を起こしてた。
・このまま治療しても、上下顎前歯のかみ合わせは、開いたままだと思う。
・おそらく患者さんは、結構、治療費を払っている。

診断時に第一選択は、抜歯矯正です。ただ、多少の上下口唇の突出しますけど非抜歯でできない治療ではありません。と、第二選択として、患者さんの同意を得て、非抜歯矯正するはありますが、この患者さんの場合限度を超えています。j過度のの口唇閉鎖不全を認めます。「治っていません。診断が間違ってます。信頼できる専門医か大学病院で診てもらったほうがいいです。」と、喉の近くまで出かかったのですが、スタッフに止められたのと、自分自身も忙しかったのでそのまま、帰ってもらいました。

私は、前医や他の先生の批判は、絶対しません。スタッフもしません。しかし、この患者さんは、明らかにかわいそうです。こんな矯正治療が、あっていいのでしょうか?

この患者さんは、治らないのにまた、遠いところに矯正治療に通うのかと思うと本当に、患者さんが不憫でなりません。私も一応、矯正専門の教育を受けた矯正歯科医です。今度、再度来院されたら、患者さんのために、はっきり言おうと思います。「医療過誤」に近いものがあります。そして、患者さんが、私の言葉に納得しないのであれば、私の先輩である大手町にある原先生(原矯正歯科院長/矯正歯科専門医)のところか、お世話になった新潟大学病院矯正歯科学分野の教授に紹介しようと思います。

スタッフだより~6月~

2009年06月09日

こんにちは
歯科衛生士の須崎です

半袖だと肌寒く、でも動くと少し汗ばむ(´Д`)何を着たらいいのか?毎朝悩んでいます。タンスの中も春物と夏物が仲良く並んでおります皆さんは半袖派!?それとも長袖派!?
美味しそうなお届けものが我が家に届きました(^o^)/箱に松阪牛と書いてあり
蓋を開けると、存在感のある肉が・・思わず記念撮影してしまいました。その時の写真です。岩塩、おろしソース、ガーリック風味と色々ソースを用意して、好みのものを付けて食べました。おすすめは岩塩でした夏までにダイエットしたいのに、食の誘惑に負けてしまい、薄着になれないのでした。今月末にある友達の結婚式までに、と思っていたのに間に合いませんね(;_;)誰か即効性のある方法知りませんか?

優秀賞

2009年06月05日

当医院の歯科衛生士の美濃川さんが、モリタ/ライオン主催の「新人講師発掘プロジェクト」で、優秀賞を取りました。最優秀賞の次です。歯科衛生さん向けのセミナーの講師したり、雑誌に投稿したりする優秀な衛生士さんを全国から発掘しようという企画です。実際、一次審査を通過したのは、みんな東京の歯科衛生士さんで、地方からの参加は美濃川さんだけだったそうです。

 テーマは、「親子で楽しくTBI~乳臼歯にこだわる~」です。症例写真と図を交えて10分の講演の二次審査を5月に東京で受けてきて、今日その結果が来ました。H21年9月6日に行われるデンタルハイジニストフォー時ラム(東京)で講演します。おめでとうございます。

予防歯科が叫ばれている昨今、全国には、患者さんからも歯科医師からも支持を得ているカリスマ歯科衛生士と呼ばれる人たちがいます。開業以来、「プロの歯科衛生士さんを育てて、上越の患者さんも一流の歯科衛生士さんのクリーニングやTBIを受けられる医院にしたいなー」そんな夢が、少しかなった感じがして、嬉しい思いで一杯です。来年からは、歯科衛生士さん向けのセミナーの講師として活躍することになっています。

そもそも、僕が美濃川さんに育児中で忙しいのにも関らず、「受けてみたら」って、無理を言ったのが始まりでした。本当にお疲れ様でした。

 

きょうは、虫歯予防day

2009年06月04日

   

Q.どこの歯でしょうか??

A.答えは、左上乳歯の奥歯DEです。 乳歯の奥歯が生えている途中です。右の写真が一週間後の写真です。
2歳前後でしょうか?時間が経つにつれて、この2つの奥歯の間が、だんだん接近してきます。2つに奥歯がくっついてしまう前にフッ素塗布等による、歯質の強化を行うと将来、歯と歯の間は虫歯になりにくくなります。

上の写真は、乳歯の奥歯の間です。5歳頃です、乳歯虫歯の後発部位です。くっついているので、汚れが溜まり、小学校に上がる頃にボロッと上のほうが崩れて、歯医者さんに始めて受診する場合が多いのですが、小さい頃に歯質強化をすると予防になります。今日は、虫歯予防デーなので、少し、まじめに書かせてもらいました。

TOPへ戻る