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上越地方の口唇口蓋裂の患者さん

先日、近くの歯医者さんから紹介状をもって、小学生の口蓋裂の男の子の患者さんが来院されました。口蓋裂のみの症例で、唇裂、顎裂は、ないようです。生後まもなく東京の大学病院で、口蓋閉鎖の手術を受け終了したそうです。そして、その後、距離が遠く通えないということなのでしょうか?理由は分かりませんが、術後経過観察もなく、言語治療もなく、保険で歯列矯正の治療が受けれることも知らず。。。。今回初めて、近くの歯医者さんで指摘され紹介されて当院に来院されました。患者さんは治手術をしたので治ったったと思っていたらしいです。
 口唇口蓋裂の治療では、手術だけでなく、言語、咀嚼、顎顔面の発達などを含めて各科が協力したチーム医療を長期にわたり緒行わなければならないです。そして、現在ほとんどの病院で、口腔外科、形成外科が中心になり、歯科矯正、小児歯科、小児科、耳鼻科、言語治療、麻酔科など連携体制がとられています。そして、必ず矯正歯科医が、口蓋裂患者さんの口の中を経過観察しているはずです。
 上越市で、生まれて口唇口蓋裂の患者さんは、どこで手術を受けるのでしょうか??患者さんそれぞれバラバラなんでしょうか???(私が新潟大学矯正科にいた頃は、よく上越の方から患者さんが通ってきてくれてましたが。。。。。)私が、新潟大学にいた頃は、新潟方面の患者さんは、生まれて口唇口蓋裂が見つかれば、ほぼすべて、チーム医療体制の整っている新潟大学で手術を受けていました。 そして、口腔外科、形成外科が中心になり、歯科矯正、小児歯科、小児科、耳鼻科、言語治療、麻酔科など連携体制がとられておりました。私は、矯正歯科診療室にいましたが、特に口腔外科医とは蜜に連携を取って治療を行っていました。もし、同じ新潟県で、新潟市に距離的に遠い端っこにある上越市の患者さんの中で、私が大学で診て来た様な、同じような矯正歯科医療の恩恵を受けれない方がいるとすれば、悲しいことだなって思いました。なぜならば、 口唇口蓋裂は間違いなく治る病気だからです。そして、公的な補助が受けられます。そして、かみ合わせ、歯並びも必ず治ります。普通の子供たちと同じように生活できます。
  口蓋裂学会が、昨年、初めて全国の診療111のチームの治療プランを調査し、会員にそれをまとめた冊子が配られました。日本の口唇口蓋裂の患者さんに対する治療法は、地域、施設によってかなりバラつきがあるのが実際です。なぜ、バラバラなの?という方がいらしゃるかもしれません。答えを簡単に言うと、全国それぞれの口唇口蓋裂の患者さんうを最初に手術した形成外科、口腔外科の先生達のいる大学病院、施設やチームによって治療についての考え方、手術法が違うからです。


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
唇裂・口蓋裂・唇顎口蓋裂・顎変形症などの外科矯正治療(健康保険適応)/見えない矯正治療(歯の裏側からの矯正治療)
自立支援医療(更生・育成医療)指定機関/顎口腔機能診断施設 ※当院は、歯並びの専門医院です。
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