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2009年4月 アーカイブ
2009年4月30日
虫歯は治せない
先日、長男が、小学校の歯科検診を受けて虫歯がありますと学校から紙をもらってきました。左右のDEという乳歯が虫歯だと記載されていました。私は、よーく長男の口の中を見ました。大きな穴は開いていません。デンタルフロスも引っかかりません。そして、「大丈夫じゃないの。」と妻に言いました。でも、自分では大丈夫と思いつつ、自分も歯医者なのですが、他の先生が見て虫歯立ち言われれば、自分の判断は大丈夫なのか???と少し不安になります。でも、大丈夫です。
 明らかに穴の開いている虫歯の判定には、科学的根拠(EBM)がありますが、歯の実質的な陥没、欠損がない場合に(穴が開いていない場合に)これを虫歯にするか?しないかは、科学的根拠に」乏しいです。すなわち、歯医者それぞれによって判定が異なる可能性があるからです。かつては、虫歯に関して早期発見早期治療が信じられていましたが、最近は、、ほとんどの虫歯は、歯が突然穴があくのではなく、時間を経て、段階を踏んで穴があくことが分かってきました。そして、早期発見早期管理(予防、衛生指導)に考え方が変わってきました。なぜならば、虫歯の治療は削って人工的な詰め物に置き換わるだけの代替医療だからです(←ここが大事なところです)。治ってはいないわけです。そして、人工的な詰め物です。また、いつか詰め物が外れれば歯医者に行かなくてはいけません。早期発見、早期管理とは、歯科医院でなにもしないわけではありません。予防するのです。患者さんと歯科医院が協力して、歯を削らないでいいようにがんばるのです。そして、私の長男も、患者さんと同じように、まずレントゲン、口の中の写真を撮ります。そして、衛生士さんに指導してもらいます。 みなさんも予防歯科はじめませんか?
2009年4月23日
歯と歯の間の虫歯について

 これは、乳歯の前歯AAです。よーく見てください。歯と歯の間が少し白いですよね。これは、「虫歯のなりかけ」です。簡単に言うと、虫歯は、突然すぐにポッコリ穴が開くわけではなくて、最初は脱灰といって、歯が白っぽくなるとところから始まります。こういうのを隣接面う蝕といいます。お子さんの前歯のを見てあげてください。もし、見つけた場合は早めに歯医者さんを受診しましょう。歯と歯の間の虫歯の予防について、歯医者さんは、デンタルフロスや糸ようじを使いましょうと指導します。写真は、Y字型の糸ようじタイプのフロスです。色々なタイプがあります。 正直言うと私は、矯正歯科が専門ですので、私より詳しいことをご存知な先生方はたくさんいるとは思いますが、少し、勉強したことを書かせてください。Ekstrand1)という先生が書いた面白い論文です。「歯と歯の間の虫歯の進行を歯肉の状態によって予測できるかどうか?」について書かれています。論文には、歯肉炎が隣接面う蝕進行の指標となると示唆しています。すなわち、「歯ぐきが腫れている人は、歯と歯の間の虫歯が進む可能性が高いですよー。」と言っています。特に歯ぐきが腫れっぽい人は、よくプラークコントロールする必要があるのと同時に、歯と歯の間の虫歯について糸ようじやフロスを使いましょう。

1) Eksttrand KRら Plaque and gingival status as indicators for caries progression on approximal surfaces.Caries Res 1998;32;41-45.

2009年4月20日
コミュニケーション・スキルセミナー

 

昨日の日曜日は、スタッフと一緒に東京に行ってきました。日帰りです。当医院のスタッフが、患者さんを健康行動に導くためのコミュニケーション・スキルを東京に勉強しに行きました。私も、時間が合ったので、スタッフと一緒に話を聞きました。講師は、歯科衛生士で、心理カウンセラーである池田京子先生です。基本的には、スタッフ向けのセミナーだったのですが。面白かったです。

  歯科医院では、主役が、患者さんで、われわれスタッフは、患者さんの健康行動への支援者である。しかしながら、何よりも大切なのは、大事にしなければならないのは自分であること。自分は自分でしか変えられないし、他人を変えることはできない。患者さんの口のなかは、患者さんのものであり変えることはできない。患者さんとのコミュニケーションとは言うけれど、それには、自分自身ののストレスを知り、自分の心のコントロールすることが何よりも大切だとおっしゃってました。そして、自分自身のストレス分析についてや、その対処法。患者さんとの観察、傾聴、ブロッキング、確認、共感といった、心理学的カウンセリングのテクニックを分かりやすく説明してくださいました。そして、先生は、「明日から、自分らしく楽しく生きていきましょう。」と。

何よりも、歯科医療は虫歯等の急性疾患の時代が終わり、予防にシフトしつつあります(特に矯正治療は究極の予防歯科医療だと思います。)。そういったなか、歯科医医のスタッフは、患者さんをいかに健康行動へ道筋をつけるか??ですね。

2009年4月15日
スタッフ便り~4月~

こんにちは。歯科衛生士の関原です。
桜ももう少しで終わりですね(>_<)みなさんお花見に行きましたか!?

画像は我が家のアイドル・ミニチュアダックスフントの類「るい」(オス・2歳)です。着ている服は私が去年11月に韓国に旅行に行った時に道端で売っていた犬用のチマチョゴリです(^O^)5ヶ月前はボタンが閉まっていたのですが今は太ってしまってボタンが閉まらなくなってしまいました(+_+)
動物病院やトリミングサロン、どこに行っても太ったね、おっきくなったねと言われます…。
ドッグフードをダイエット用にしたりしているのですがなかなか…(*_*)
犬のダイエットに詳しい方、来院時にぜひ教えて下さい!!!

2009年4月14日
桜の色

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2009年4月11日
経過観察

 
  写真のうちの子は、今4歳です。年中です。乳歯列ですがの反対咬合です。小児歯科が専門の先生は、治療をするかもしれません。私は、矯正の専門医ですので、様子を見ます。乳歯の反対咬合の半数近くは、永久歯の前歯が生え変わる頃に(小学校2-3年頃)自然に治ることが知られているからです。矯正専門の先生は、基本的によほどのことがない限り乳歯の反対咬合は、矯正治療を行いません。 もっと言うと、乳歯と永久歯は、全く別物です。乳歯の咬み合わせを治しても、生え変わりを向かえ、永久歯に生え変わります。

 例えば、上顎前突(出っ歯)の患者さんが、小学校3-5年生頃に来院されるとします。矯正専門の先生は、今治療しても、将来的にッメリットがないと判断し、「今は経過観察です。永久歯がすべて生え変わってから治療します。」とご両親と本人に説明します。 そうすると、この先生は何もしてくれない、ダメだということで、その患者さんは、他の先生のところに相談に行きます。そして、その先生が、矯正の専門医ではなく簡易な装置で治療し、以前よりも咬めなくなったと再度矯正医院に受診して治療を受けます。矯正を専門とする先生や友人と話していると結構、よく聞く話です。
  

 最近、当医院でもそういう患者さんがいました。他の歯科医院で治療を受けたそうです。本人が、「咬めない」ということで当医院に再受診されました。治療した先生が矯正専門かどうかは不明です。口の中を診て見ると、上顎が必要以上に拡大されていて、臼歯部は、ハサミのようにすれ違って咬んでいませんでした。いわゆる鋏状咬合でした。患者さんに聞いてみると、その治療した先生には、歯を並べることと咬むという機能は別問題だと説明を受けたそうです。硬い物をなるべく咬むようにしてくださいと説明を受けたそうです。私は、前医の批判はしないことにしています。、私と考え方の違う先生と議論してもしょうがないからですし、何よりも、確かなのは、患者さんとご両親は、その先生を信頼して、選択して治療を受けたのですから。   なので、今回も明らかにおかしな治療だと思いましたが、黙ってました。そして、患者さんとご両親には申し訳なかったのですが、「治療した先生のところで相談してくださいと。もし、納得できなければ、上越市の他の矯正専門医か、新潟大学病院に紹介状を書きますので、そこで話を聞いてください」とお話しました。
  ガンの患者さんで、その医院が信頼できなくいろんな医院を渡り歩く方を「難民」とマスコミでは言ってますが、この患者さんも「難民」です。今の日本の保険医療制度の下では、国民があまねく平等な医療を受けることを前提としているので、医療の専門化が起こりにくく、患者さんにとってみればその先生が何が専門なのか分からない状態です。もちろん治療を受けるのはその分野の専門の先生に「してもらうのがいいに決まってます。また、患者さんサイドにも、逆にできれば、専門ではなくてもいいから家から近くて通いやすいところに行きたい、治療の質は高くなくてもいいからもっと治療費の安いところでという患者さんの声があるのも事実だと思います。今回思ったのは、「医院を選択するのは、患者さんにしかできない」ということです。

 

 

2009年4月10日
上越地方の口唇口蓋裂の患者さん

先日、近くの歯医者さんから紹介状をもって、小学生の口蓋裂の男の子の患者さんが来院されました。口蓋裂のみの症例で、唇裂、顎裂は、ないようです。生後まもなく東京の大学病院で、口蓋閉鎖の手術を受け終了したそうです。そして、その後、距離が遠く通えないということなのでしょうか?理由は分かりませんが、術後経過観察もなく、言語治療もなく、保険で歯列矯正の治療が受けれることも知らず。。。。今回初めて、近くの歯医者さんで指摘され紹介されて当院に来院されました。患者さんは治手術をしたので治ったったと思っていたらしいです。
 口唇口蓋裂の治療では、手術だけでなく、言語、咀嚼、顎顔面の発達などを含めて各科が協力したチーム医療を長期にわたり緒行わなければならないです。そして、現在ほとんどの病院で、口腔外科、形成外科が中心になり、歯科矯正、小児歯科、小児科、耳鼻科、言語治療、麻酔科など連携体制がとられています。そして、必ず矯正歯科医が、口蓋裂患者さんの口の中を経過観察しているはずです。
 上越市で、生まれて口唇口蓋裂の患者さんは、どこで手術を受けるのでしょうか??患者さんそれぞれバラバラなんでしょうか???(私が新潟大学矯正科にいた頃は、よく上越の方から患者さんが通ってきてくれてましたが。。。。。)私が、新潟大学にいた頃は、新潟方面の患者さんは、生まれて口唇口蓋裂が見つかれば、ほぼすべて、チーム医療体制の整っている新潟大学で手術を受けていました。 そして、口腔外科、形成外科が中心になり、歯科矯正、小児歯科、小児科、耳鼻科、言語治療、麻酔科など連携体制がとられておりました。私は、矯正歯科診療室にいましたが、特に口腔外科医とは蜜に連携を取って治療を行っていました。もし、同じ新潟県で、新潟市に距離的に遠い端っこにある上越市の患者さんの中で、私が大学で診て来た様な、同じような矯正歯科医療の恩恵を受けれない方がいるとすれば、悲しいことだなって思いました。なぜならば、 口唇口蓋裂は間違いなく治る病気だからです。そして、公的な補助が受けられます。そして、かみ合わせ、歯並びも必ず治ります。普通の子供たちと同じように生活できます。
  口蓋裂学会が、昨年、初めて全国の診療111のチームの治療プランを調査し、会員にそれをまとめた冊子が配られました。日本の口唇口蓋裂の患者さんに対する治療法は、地域、施設によってかなりバラつきがあるのが実際です。なぜ、バラバラなの?という方がいらしゃるかもしれません。答えを簡単に言うと、全国それぞれの口唇口蓋裂の患者さんうを最初に手術した形成外科、口腔外科の先生達のいる大学病院、施設やチームによって治療についての考え方、手術法が違うからです。

2009年4月 3日
子供が帰ってきた。


僕らは きっと待ってる 君とまた会える日々を
 さくら並木の道の上で 手を振り 叫ぶよ

 どんなに苦しいときも 君は笑っているから
 挫(クジ)けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ。
霞みゆく景色の中に あの日の歌が聴こえる
 さくら さくら 今、咲き誇る
 刹那(セツナ)に散りゆく運命(サダメ)と知って
 さらば友よ 旅立ちの刻(トキ)
 変わらない その想いを今
私の大好きな曲です。高田公園は今日から観桜会かな。この時期になると、小学、中学、j高校時代の通学を思い出します。12年近く附属小中学校と、高田高校)高田公園の花見を横目に学校に通っていました。中学校なんて高田公園のど真ん中にあるので、授業中にカラオケが聞こえてきたりして。。。その時々で、たぶん自分の思いはそれぞれ違ったと思うけど、少なくとも中学1年、高校1年の入学したときの春は、あたらしい学校への不安と希望交じりで、桜並木を通っていたんじゃないかな。上越に帰ってきてから高田公園の花見は行ってません。今年は、花見に行ってみようかな。混んでるから自転車にでも乗って。

春休み中、新潟のカミサンの実家に預かってもらっていたのですが、昨日高速バスで、帰ってきました。子供たちがいないときは、家の中が静かで少し寂しい感じもしましたが、昨日帰って来たら、2人とも家中走り回り、それはそれでうるさいと感じ、、、つつ。


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
唇裂・口蓋裂・唇顎口蓋裂・顎変形症などの外科矯正治療(健康保険適応)/見えない矯正治療(歯の裏側からの矯正治療)
自立支援医療(更生・育成医療)指定機関/顎口腔機能診断施設 ※当院は、歯並びの専門医院です。
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