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2009年5月 アーカイブ
2009年5月26日
上顎中切歯の萌出障害

 

4月中旬、信頼している歯科医院より、8歳の女の子が、紹介されてきました。「右上の中切歯(1)は生えてきたけど、左上の中切歯(1)は出てこないので、外科的に歯肉を切って、歯を牽引して、引っ張り出して下さい」とのことでした。 写真を見てください。右上切歯(向かって左)1は、出てるのに、左上切歯は、全く出てくる気配がありません。

ある矯正の先生は、「矯正治療は、診断8割、治療2割」とおっしゃっていました。それ程に診断は大切です。

当医院での検査のほか、必要があったので、大きな病院へ行ってCTを取ってきてもらいました。出てこない歯の形態、位置を確かめるためです。歯の形態は大丈夫そうです。位置も大丈夫そうです。ただ、歯根と骨が癒着しているかどうか?癒着している場合、歯は移動しません。レントゲンやCTでは、判断がつきにくいのです。

その歯の移動が可能な場合??もし、その歯の歯根が骨と癒着していて移動できなかった場合どうするか??悩み続けました。行き当たりばったりの診断はしてはいけません。あらゆる場合、選択肢を考える時間です。昨晩もほとんど徹夜です。そして、今日、診断です。出てこない左上の中切歯(1)を時間をかけて、牽引していくことに決めました。 動かない場合も想定済みです。

 今回、診断にあたって、小児歯科の先生の話や文献を探してみました。その結果、分かったことです。
1.中切歯の埋伏は、片則性のものがほとんどである。(ある論文だと両側性は5%)
2.中切歯の埋伏や萌出遅延は、低年齢期の乳切歯の重度のう蝕が関与しているものがある。

特に2ですが、乳切歯が虫歯になって、根元に膿が溜まるとそれに続く永久歯の萌出方向が変わり、出てこないことがありますよ。ということです。今回の患者さんは、何が原因だったかは分かりませんが、、、乳前歯の大きい虫歯は、要注意ですね。

 

 

2009年5月19日
反対咬合:はんたいこうごう(I期治療)


小学校2年生の男の子です。通常は、上の前歯が下の前歯を覆っていますが、前歯の咬み合わせが反対です。いわゆる受け口です。機能性の反対咬合という診断がつきました。I期治療ですので、前歯上下とも4本を正常な状態にすることになります。


治療中です。


治療後です。4年生になりました。上下顎前歯4本の咬み合わせを改善しました。今後、脇の歯が生え変わり、下顎骨の成長期がやってきます。I期治療は、基本的には、思春期の最大成長期前に行います。一番いいのは、I期治療行うことにより、上下顎とも良好に成長することです。将来的に、メリットがあると判断されたときI期治療を行います。

2009年5月16日
「抜かずに治す」本

矯正治療についてです。成長期を過ぎた、いわゆるII期治療の場合、どうしても抜歯が必要な場合があります。もちろん抜かずに矯正治療できれば一番いいなーと矯正医は、日々考えていますが、、、もちろん、自分の子供を矯正治療する時も、診断をし、しっかりとした咬み合せ、予後の安定性を考えて抜歯が必要であれば抜歯矯正をします。

そして、このグローバルな情報社会、「抜かずに治す~」みたいな本が書店にならんでいます。そして、新聞にも一面のトップの広告欄に怪しげな、「~でガンが治ります」「~で消えた」「~を食べると糖尿病が治る」みたいな本の広告が、毎日のように掲載されています。たいてい、患者さんに受けのよい内容になっています。そういう類のと同じです。

2009年5月13日
歯科検診

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2009年5月 8日
下の乳臼歯の舌側は要注意!!

この写真の歯は、どこの歯でしょう??歯科関係者でも慣れていないと少し考えてしまうかもしれません。

答えは、左下のEとDを舌のほうから撮影した5歳さんくらいの写真です。歯茎が腫れています。歯肉炎の状態です。歯の歯ぐきとの境目は、少し白くなっています。これは、将来的に虫歯になる可能性があります。

乳歯列のときは、前歯と奥歯にご両親の仕上げ磨きが必要です。でも、仕上げ磨きをがんばっていらしゃるお母さんお父さんでも、下の奥歯の舌側については、舌に覆われているため、仕上げの歯ブラシを通していなかったという場合が意外と多いです。唇側ではなくて、舌側です。

2009年5月 7日
うど

ゴールデンウイーク。みなさん、どう過ごされましたか?私は、子供たちといろんなところに出かけていきました。写真は、長岡の越後丘陵公園(5/5)です。

5/3には、安塚のほうに山菜を買いに行きました。山菜の中でも、特に、「うど」はこの時期、とってもおいしくて、私の一番のお気に入りです。おいしい「うど」の食べ方について、資料をいただいたので参考までに書きます。

葉っぱ:てんぷら、つくだ煮
茎   :生で食べるときは皮をむいて、水に一時間ほどさらして、味噌か三杯味噌で、食べる。
茎   :煮物にするときは皮をむいて、さっと沸騰したお湯でゆでて、水にさらしてアクを抜く。アク抜きした     ものを、しいたけやたけのこなどとしょうゆ、砂糖、酒などで煮る。
皮   :皮は、水にさらしてから、フライパンでいため、キンピラにするとばかうまい。

 

 


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
唇裂・口蓋裂・唇顎口蓋裂・顎変形症などの外科矯正治療(健康保険適応)/見えない矯正治療(歯の裏側からの矯正治療)
自立支援医療(更生・育成医療)指定機関/顎口腔機能診断施設 ※当院は、歯並びの専門医院です。
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