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矯正の症例 アーカイブ
2009年2月10日
反対咬合:はんたいこうごう(I期治療)

7歳9ヶ月(小学校2年生)の女の子の初診の写真です。上の前歯が、下の前歯を前後的に2-3mm覆いかぶさっているのが通常ですが、下の前歯が上の前歯よりも前のほうで咬み合っています。いわゆる、受け口、反対咬合です。

  マルチブラケットという装置で治療中です。歴史のある確実に歯を移動できる装置です。(よく質問を受けるのですが、基本的に、床矯正や簡易な装置による矯正治療は、矯正の専門医行いません。治りが悪いからです。)治療中は、月1回通ってもらいます。本人はもちろん、家族、学校の先生、かるがもスタッフの協力で、治療が進んでいきます。スタッフ一同「がんばれ!!」ってエールを送りながら患者さんをサポートしていきます。

9歳5ヶ月(小学校4年生)です。装置除去後の写真です。がんばりました!!!1年半ほど装置をつけて上下顎前歯の咬み合わせを治しました。現在経過を観察しています。 歯を思いっきり見せてフルスマイルで、友達と話すことが出来るようになりました(後日、本人談)。

2009年1月 5日
叢生:そうせい(II期治療~抜歯症例)

 
「歯ならびが、でこぼこしている」ということで、来院されました。高校1年生の女性です。

 
2期治療(永久歯列期の矯正治療)終了時の写真です。現在、上下ともに保定装置装着中です。患者さんは、現在東京にて学生生活を謳歌しているそうです。

2009年5月19日
反対咬合:はんたいこうごう(I期治療)


小学校2年生の男の子です。通常は、上の前歯が下の前歯を覆っていますが、前歯の咬み合わせが反対です。いわゆる受け口です。機能性の反対咬合という診断がつきました。I期治療ですので、前歯上下とも4本を正常な状態にすることになります。


治療中です。


治療後です。4年生になりました。上下顎前歯4本の咬み合わせを改善しました。今後、脇の歯が生え変わり、下顎骨の成長期がやってきます。I期治療は、基本的には、思春期の最大成長期前に行います。一番いいのは、I期治療行うことにより、上下顎とも良好に成長することです。将来的に、メリットがあると判断されたときI期治療を行います。

2009年9月24日
反対咬合(I期治療)


初診:9歳の男の子です。
ちょうど永久前歯が上下4本そろいました。この状態で、下の前歯が上よの前歯より出ていて、咬み合わせが逆です。乳歯の状態から、永久歯の前歯の生え変わりが始まるのは、5~7歳頃です。

その頃に「前歯が1本生え変わったのですが、曲がって生えています。どうしたらいいでしょう??」と質問を受けることが多くあります。でも、写真のように上下4本生え変わって見なければ、なんともいえません。理由は、

1.その間、歯並びは、変わります。
2.まだ、永久歯の前歯がそろっていないので、どんな状態の不正咬合なのか判断が難しい
3.矯正装置をつける期間をなるべく短縮したい。

そのほかに理由は、たくさんありますが、

1については、例えば、上の前歯1番目の歯2本に多少隙間が合っても、その横にある2番の歯が生えてくるときに、押されて前歯の隙間が閉じる場合があります。
2については、将来的に永久歯の全部生え変わるのですが、その将来に、今一期治療することで、どのくらいメリットがあるかどうか判断出来るのが、前歯4本が生えそろった時期だからです。
3.的確な診断がなく、不用意に長期間、歯を動かすことは、歯に負担がかかります。また、装置が長期間入っていると口の中が不潔になりやすく虫歯になりやすくなります。
(治療途中です。)1ヶ月に1回、通ってもらいます。この患者さんは、1年4カ月(16回)通ってもらいました。


一期治療終了:10歳です。前歯4本の咬み合わせを改善し、装置を除去しました。下顎の骨は、長官骨といって背骨の骨と同じ種類です。身長がグーンと伸びる時期に下顎骨もグーンと前に出る可能性があります。今後、思春期の最大成長期をむかえます。後もどりに注意しながら様子を見ていきます。

2010年1月13日
開咬:かいこう(一期治療)

開咬とは、前歯が、開いている以下のような状態です。このような患者さんは、唇の閉じる力が弱かったり、舌が前に出るクセがあったりします。

一期治療を希望されましたので、前歯の矯正治療を行いました。そして、治療中、舌の位置や運動の練習口唇閉鎖の練習も併用しました。簡単に言うと、口の周囲筋の筋トレと舌の体操です。そのようなことを専門用語でMFT(筋機能療法)といいます。

初診 小学校2年生  男の子

装置除去 小学校4年生 

矯正治療後も舌が前に出る癖が残っていると、後戻りしてしまいます。なので、治療後もMFTすなわち口腔周囲筋の筋トレと舌の体操を続けてもらいます。おそらく、矯正歯科において、開咬は(私の経験では)、後戻りして、再治療することが一番多いのではないでしょうか。。。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

2010年2月 6日
叢生:そうせい(二期治療~抜歯症例~)

 初診です。小学6年生の男の子です。このまま歯を並べてしまうと、上顎、下顎が広がってしまい。口元が鳥のくちばしのようになってしまいます。なので、残念ながら、4本抜歯が必要でした。お母様が医療関係者ということもあり、この抜歯が必要ですという診断に同意をしていただけましたので、治療が始まりました。

~抜歯の診断について思うこと。(個人的なつぶやきです。)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 今日、日本矯正歯科学会の代議員選挙の候補の先生から電話が来ました。私のような田舎の若輩矯正医のところに。。。。びっくりしました。なんの話???このブログを見ていただいているかたにはわけが分からないと思いますが。。。(私自身もよく分かりませんが、日本の矯正医療の質の向上の為に、投票制度になったのかな??)ただ、ただ、学会が一部の大学の先生のみによって運営されるのではなく、開業医主体の学会に変わればいいなと思います。そして、学会が認めた専門医については、専門医を与えた学会が責任を持つ、そういう治療技術評価主体の専門医制度になっていけばいいと思います。
 
 歯科では、口腔外科、小児歯科、歯科麻酔科、歯周病科、、に厚労省の認める専門医が認められていますが、矯正歯科では、認められていません。認められるはずだったのですが、、、認められませんでした。     なぜならば、矯正歯科が、広まりすぎて、その専門医の取得イコール専門的な治療ができて、知識技術をもっている。ではないことに、異議を唱える人たちが多数いたり、学会が3つあったり。でも、よかったと思います。矯正歯科の先生たちは、自分達の分野を大事にして、むやみやたらに専門医を作らなかったのです。そして、そのおかげで、制度が、厳しくなり、例えば、現在は、日本矯正歯科学会の認定医、専門医でも、更新時に症例発表があり技術認定が行われます。実際、落ちる先生がいます。

 近年、情報の氾濫、一般歯科医の矯正歯科への参入、等で、当医院の抜歯が必要ですという診断に対して、「本当に抜歯が必要ですか?」「ほかに方法がありませんか?」「抜かないで治るという本あるんですが?先生はどう考えますか?」「床矯正ってどうなんですか?」、、、、等の相談を受けます。もちろん、スタッフもふくめ、当医院では、どんな些細なことでも誠実に質問に答えることに努めています。

 しかしながら、日本に歯医者さんはたくさんあり、、、違う歯科医院に相談に行く患者さんもいます。最近は、そういう方のために、セカンドオピニオンとして、新潟大学病院矯正歯科、日本歯科大学矯正歯科、、等への受診をお薦めしています。「本当に抜かなくてはいけないのか?」大学病院の先生の話も聞いてから、納得して、当医院に帰ってきて抜歯矯正をされるのも一考かと思います。ちなみに、この症例について抜歯をしなくても治るという歯科医師がいたら、専門医ではありません。自分の子供がこういう写真の状態で矯正治療を行うなら、もちろん4本歯を抜きます。そうしないと治らないからです。


  当医院で抜歯矯正の診断して、他の歯科医院で「抜かないで治療できます」「床矯正で治ります。」と言われたら、そこで治療をしてもらえばいいと思います。もうそれは、しょうがないことです。でも、治らないと思います。治っていないと思います。そこの先生に治ったって言われても、専門医が見ればすぐ分かります。 実際、当医院での診断の後、他の医院でl矯正治療されて、かみ合わせがおかしいと当医院医に再来院された患者さんが何人かいます。治療した先生から紹介状があればいかようにも対応できますが、、先生に黙ってきた患者さんには、どうしようもありません。そういう時は、料金とか、訴訟とか、色々問題があるので他の矯正専門医や大学病院に紹介することにしています。

 2007年9月号の日本歯科評論の紙上で、元日本矯正歯科学会会長が、「非抜歯矯正の結果の上顎前突や、物を咬めなくなる状態は、明らかな医療過誤であり、気の毒では済まされない。特に拡大床装置による非抜歯矯正の失敗例が後を絶たない。」とコメントしています。ちなみに広がった顎は狭くすることは大変です。広がった顎のせいで、口元が飛び出しても、元に戻すことはできません。そもそも、「非抜歯矯正やってます。!」って言うことがナンセンスです。そんな歯科医院インチキです。診断してみて、「「非抜歯」だ、「残念ながら抜歯しなくては、、、」という話になるわけであって。。。。。人は、一人一人顔も歯も違いますから。。

~愚痴になってごめんなさい。以上 終わりです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    治療途中です。

    治療終了です。中学3年生になりました。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

2010年1月13日
叢生:そうせい(一期治療から非抜歯症例へ)

 以下の症例は、非抜歯症例(叢生:でこぼこな状態)です。歯を抜かなくても治るケースもあります。 

初診 5年生女の子
 

治療途中 
矯正の専門医は、ブラケットと呼ばれる小さい装置を歯に接着して、1歯1歯を移動していきます。
(ちなみに、この症例に対し、もしこれ以外の装置を利用した場合、例えば、リンガルアーチ、取り外しのマウスピースタイプ、床矯正タイプで、治療がなされた場合、かなりの困難が予想されます。)

装置除去 中学2年生

以後、半年に1回経過観察しています。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

2010年5月13日
上下顎前突:(二期治療)

 上下顎前突とは、上の歯も、下の歯も前方に傾斜している咬みあわせです。

(初診)成人女性
市内の歯科医院よりご紹介いただきました。

診断後、抜歯により前歯を下げることになりました。
(治療途中)

(装置除去)
上の歯の山と、谷が咬みあっています。

ちなみに、患者さんのプライバシーがあるので、顔写真は載せれませんが、これを抜かないで、治療すると口元が突出して、いわゆる「河童」顔になってしまいます。治療したのに口元が閉じづらいということになってしまいます。この症例を非抜歯で治療する先生がいたら、インチキです。
残念ながらこの症例は、歯を抜歯しなくては、いけませんでしたが、治療後は、すべての歯が咬みこんでいます。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

2011年11月15日
もうすぐ冬

P3150291.JPG

秋があっという間に過ぎていく感じです。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、顎変形症、唇顎口蓋裂) 院長 新部洋史

2012年1月21日
インプラント

NHK「クローズアップ現代」で、インプラントが取り上げられました。

「歯科インプラントトラブル急増の理由」
自分の歯のようにしっかりかめるように画期的な治療法として、歯が抜けた人の1割に普及しているという歯科インプラント。ところが、顎の骨に金属の土台を埋め込む手術をする際、歯科医師のミスや技量不足のために大量出血したり、麻痺が残ったりするトラブルが相次いでおり、死亡事故も起きた。国民生活センターは5年間で2000件の相談が寄せられたとして、先月、行政や医師会などに早急な対策を呼びかけた。インプラント治療は自由診療で、標準的な治療方法が定められていない。保険診療と違って監督官庁の監視も届きにくく、十分な技術を持たない医師が、高い治療費をとれるインプラントに安易に走っているという指摘もある。そこで、学会では治療のガイドラインの策定に着手。一部の大学では、授業を新設して、治療の技術とモラルを向上させる取り組みを始めた。また、自由診療とはいえ、何らかの規制・監督が必要な時期に来ているというという声が高まっている。インプラント治療のトラブルの実態と対策を報告する。(NHK番組ホームページより引用)

インプラントを販売する業者、教えたインストラクターの先生にも責任の一端があると思います。
ちなみに矯正も一応専門医制度はありますが、インプラントの現状と同じようなことが起きつつあると思います。

当医院はインプラントを希望される患者さんには、病院口腔外科を紹介しています。
当医院は、インプラントの専門医がいないからです。
 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、歯並び) 院長 新部洋史


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