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副作用?

千葉に歯科医師の友人がいます。彼は、矯正の専門医ではありません、熱いGP(一般歯科医)DrであるH先生です。H先生は、口腔外科が専門です。先日連絡がありました。

「矯正の先生が矯正治療をし、治療の終わった成人の患者さんを今、診ているんだけど、歯がぐらぐらしているんだよね。歯根も短くなっている(歯の長さが短くなっている)んだよね。これって、どうなの?」

私は、診ていないので、何ともいえませんが、
①矯正治療直後(月1回の歯を動かす動的治療)は、多少、歯に動揺があることがある。

②歯根の吸収(歯の長さが短くなる。)のリスクは、矯正治療の副作用としてありえる。

です。そして、通常

①に関しては、治療後、後戻り防止のリテイナーという器具を装着し、歯槽骨が安定するのを注意深く経過観察する。もちろん、経過観察中は、歯科衛生士と協力し口腔衛生状態に気をつけながら。
通常は、だんだん動揺が治ってきます。

②歯根吸収(歯の長さが短くなる。)を起こさせないように治療するのが、矯正医としてのプロの腕の見せどころです。特に
・非抜歯矯正は無理な患者さんに、無理な力で歯列を拡大する。
・矯正治療期間を短縮させようと、形状記憶の強い力のワイヤーを使う
・歯列にあっていないワイヤーを入れる
・急ぎすぎて強い矯正力を歯にかける、、、、、、
まだまだ、たくさん原因はありますが、一つ一つきちんと、やっていかなければなりません。
でも、でも、どんなにがんばっても、まれに、歯根吸収が起こってしまうことがあります。副作用です。原因は分かりませんが???矯正の専門医なら、この患者さんは歯根吸収起こりそうだなーということは経験的に分かるものです。
そして、それは、副作用とでもいうのでしょうか?矯正治療の限界だと思います。治療前によーく患者さんに説明し、同意を得なければなりません。

私の私見も入っていますが、H先生、こんなところでよろしいでしょうか?先生のますますのご活躍を期待しております。

            新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、歯並び、歯列矯正) 院長 新部洋史

矯正治療は、急いだり、無理な力を加えるとよくないということです。近頃「短期間で矯正治療」という看板、宣伝、広告が多いと聞きます。歯根吸収大丈夫かな?自分の家族にはこんな矯正治療したくないな?と思っている矯正専門医は多いはずです。
矯正治療は専門性が高いため、歯科医の間でも、治療の理解に相違があります。専門が違うからです。

 



 

 


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
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