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患者さんに助けられる。

 歯学部の学生のとき口腔生理学と授業で、咬む力は、第一大臼歯で、大体、自分の体重くらいの力が掛かっていますと、漠然と習いました。大体、60kgとかでしょうか。

 矯正を専門に行っている歯科医師なら、咬む力が、強い人ほど、治りがいいということを経験していると思います。咬む力が強い人ほど、上下の歯の山と谷が、咬ませ易く、矯正治療において有利ということです。専門用語で言うと、強い咬合力が、アンカレッジになっているということです。

 歯学部を卒業して、研修医を終えて、矯正歯科を専攻して医局に入ります。専門的な矯正歯科の教育を受けて、さあ、患者さんを治療しましょうということになります。
 最初に手がける症例は、咬む力が強いタイプ(あごの形、顔、歯列)の患者さんになります。多少、力の掛け方が間違っても、患者さんの咬合力で助けてもらえるからです。(もちろん、経験豊富な先輩の矯正医の指導を受けながらですが、、、)そして、患者さんに助けてもらっているということを、十分に感じながら、治療していくのです。
 もし、咬む力が弱い患者さんであれば、矯正医の曲げたワイヤーやブラケットの位置で、すぐに咬み合わせが、悪い方向にいってしまいます。
 どういう患者さんが、難しいのか??も含め、だんだんと経験をつんでいきます。

 たまたま、咬合力の強い患者さんを治療して、すぐにきれいに治ったぞ、、、もしかしたら自分は上手なんじゃないか?なんて思ったら、愚の骨頂です。結構、「矯正治療」って、細かい仕事ですが、歯の動かし方は大胆で、その時に顎間ゴムを患者さんに使ってもらったりすることもあります。これも、患者さんに使ってもらえば使うほど治療が早く進みます。
やはり、「患者さんに助けてもらった。」という謙虚な気持ちを忘れずに、ワイヤーを曲げたりしなくてはいけません。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び) 院長 新部洋史


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