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上顎前突(出っ歯)と床矯正

立て続けに、メール相談も含め同じような矯正相談がありました。

小学校5~6年生以降で、「上顎前突(出っ歯)」の矯正治療についてです。内容は、簡単に言うと

「歯科医院で矯正の先生に「抜歯」が必要ですよ。と言われたんだけど、「床矯正」とか「抜かない矯正」とか「非抜歯矯正」とか抜かずに済む方法があると聞いたんですけど、~そういう本を読んだんですけど、、、」

です。何回かブログにも書きましたが、矯正の専門医だって出来れば矯正の為に健康な歯を抜きたくはありません。しかし、矯正の専門医は、、「床矯正」とか「抜かない矯正」とか「非抜歯矯正」とか抜かずに済む方法は、やりません。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

その症例を検査してみて、抜かずに済むのなら抜かないで治療するし、抜かなくては治らない症例は、抜かなくてはいけないのです。

そして、下顎骨の成長が欧米人よりも劣る日本人の上顎前突の患者さんの多くは、抜歯が必要なのは、矯正専門医の中では周知の事実です。(ガイドラインはまだありませんが、ほとんどガイドラインに近いものがです。)

そして、この上顎前突の患者さんに、「床矯正」「抜かない矯正」「非抜歯矯正」を行い、口元が閉じれなくなり、咬めなくなったとしたら、その治療行為は明らかに「医療過誤」だと思います。そして、床矯正等で、拡大された骨や広がった歯槽骨を元に戻すのは、困難です。当医院でも、そうなってしまった患者さんが相談に来て、大学病院に紹介したことがあります。

もし、永久歯列の上顎前突の患者さんで、矯正専門医の診断した「抜かなくてはいけない矯正」が嫌で、床矯正や非抜歯矯正を考えているのであれば、しないほうがいいと思います。咬み合わせが悪くなるだけです。

 

 


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
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