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患者さんに迎合。

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・先日の小学校での就学前健診でのこと
小学校の入学ころは、乳歯前歯が抜けて、永久歯前歯に変ります。
お子さんの中には、乳歯が抜ける前に永久歯が脇から頭を出して、いわゆる二枚歯になる事があります。
ぐらぐらしていれば、様子を観ていて見いいのですが、全く乳歯にぐらつきのない場合は、ずーと二枚歯の状態が続きます。
そういう場合は、乳歯の抜歯したほうが、きれいな歯並びになりやすいですし、口腔衛生的にも良好です。

就学前健診でそのような、2枚歯の子を見つけ、お母様に説明しました。
お母様「でも、歯医者さんに行ったら、抜かなくていいって。言われたんですよね。大丈夫ですかね??」
私「いや、もう一回見てもらったほうがいいと思います。」
抜かないほうが、患者さんの受けはいいかもしれません。。。。
 

・先日の小学生の矯正相談でのこと。
矯正歯科専門にいくと抜歯矯正を勧められる。料金も高額である。小さいうちに、うちでやれば抜かなくても治療できます。
といわれ、治療してもらいましたが、、、、本当に治っているのでしょうか?

口腔内を見ると。全く咬んでいませんでした。矯正専門から見るとかなりの重症です。ご両親はその医院に30万円ほど支払ったようです。
こういう患者さんはどうにもできません。前医とよく相談してもらうしかありません。
安い、早い、抜かない。患者さんの受けはいいのかもしれません。。。。

安い、早い、、、、スーパーじゃないんだから歯科医院は。。。と思いつつも、世の中歯科医院は多いから仕方がないのでしょう。簡単に言えば、患者さん受けがいいことをやれば、、とりあえず潰れないということでしょう。
なぜなら経済の世界では、競争して淘汰して早い、安い、、、、それが、ビジネスの世界では普通のことだからです。
そして、歯科治療は、多少歯や歯ぐきが、おかしくなっても、生活できるし生死に関わる事が少ないためだと思います。

でも、生死に関わる事が少ないからこそ、きちんと患者さんに医学的に正しい情報を伝えなきゃダメなんじゃないかと思う。
患者さんの話を聞くのはもちろんだが、患者さんに迎合することはしたくないと思う。「したほうがいい事としないほうがいい事。」「出来ることと出来ないこと。」それをしっかりと伝えて。それで、違う歯医者さんに行きますということであれば、それはそれで仕方がないことだと思います。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科 歯並び 顎変形症) 院長 新部 洋史


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
唇裂・口蓋裂・唇顎口蓋裂・顎変形症などの外科矯正治療(健康保険適応)/見えない矯正治療(歯の裏側からの矯正治療)
自立支援医療(更生・育成医療)指定機関/顎口腔機能診断施設 ※当院は、歯並びの専門医院です。
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