かるがも矯正歯科ブログ

顎変形症(骨格生上顎前突)

2018年07月05日

矯正治療で、健康保険が適応される場合があります。

上顎、下顎の前後的水平的なズレが大きく、ワイヤーだけでは、治すことができない患者さんです。手術が必要となり外科矯正といいます。

「顎変形症」という病名がつきます。これが適応できるのは、矯正歯科の中でも『顎口腔機能診断施設」「自立支援医療」の指定を受けている矯正歯科です。新潟県に数件あります。当医院はそのうちの一件です。

先日、顎変形症(重度の上顎前突:上顎が下顎に比べて過度に前方に突出している)患者さんを新潟大学口腔外科(口腔再建外科)のK教授に紹介しました。なぜなら、下顎を前方に出す手術を行う予定でしたが、いつも連携している市内の口腔外科では前方移動量が大きくできないと言われたからです。

新潟大学では、上顎骨をLe Fort I 馬蹄形切除により後退させ、下顎骨の前方移動量を減少させるという高度な骨切り術が可能だということでした。K先生はとても気さくな先生で、私が大学矯正科にいた頃は講師でしたが、現在、日本顎変形症学会の理事長をされ、学会を牽引されています。新潟大学口腔再建外科は、顎変形症では、症例数、技術ともに日本のトップであると言えると思います。今後も、新潟まで通っていただける患者さんがいらっしゃれば、顎変形症の手術を新潟大学口腔再建外科に紹介したいと思います。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史(矯正歯科 歯列矯正 歯並び)

 

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